nerumae.net

寝る前に来てね。寝る前じゃなくても来てね。

【香港旅行記その21】海老ワンタン、「佳佳甜品」からBar「QUINARY」でフィニッシュ。またね、香港。

香港最後の日。

友人にプレゼントしようと思っていたワークウェアのサイズを間違えてしまったみたいで、朝からadidasに交換に行った。今日の夜、香港から出国してタイのプーケットPhuketに向かう。フライトまではまだ時間がたっぷりあった。

 

「昨日これを購入したんだけど、サイズを間違えてしまったみたいです。交換してもらってもいいですか?」

こういうのは何語だろうといつも緊張する。焦らなかったら言えるよね、大丈夫…、と店に着く前から頭のなかで何度もくり返してしまう。

 

行く道、街の写真を撮って歩いた。

今となっては見慣れた街の景色を見るたびに「これが最後かな」と思う。また来るかもしれない。でもこれが最後かもしれない。20日以上香港にいたので、もう目新しさで写真を撮りたくなることは少なくなったけど、いろんなものを記憶にとどめておきたくてカメラを構えながら歩いた。

 

adidasの人は気前よく返品・交換に応じてくれた。最後の用事が気持ちよく済ませられました。本当にありがとう、adidasの人。

 

帰ったら友人が「お昼を食べに行こう」と誘ってくれた。何が食べたい? と友人に聞かれて「…ワンタン?」と答えると、美味しいワンタンのお店を知ってる! とそこに連れて行ってくれた。

香港では私はいつも行き当たりばったりで、行きたいお店を調べたりしなかった。ここは入りやすそう。ここなら注文できそう。それが私のお店選びの基準だった。 確固たる意志と動じない心。私がなりたい人間像への道のりはまだ遠い。

 

 

連れて行ってもらったワンタンのお店はとても賑わっていた。エビのワンタンがプリプリで美味しくて、まだまだ香港にいたい気分になった。「空港に向かう時間まであと5時間くらいあるよね、何したい?」と言う友人に、最後に船に乗りたいなあ、と答えて2人で香港島から、対岸の九龍島へ向かった。 香港は乗船費がびっくりするくらい安い。対岸まで片道3.4HKD(60円弱)だ。平日は2.5HKDくらいだったかな、もっと安い。

 

「香港も最後でしょ、何かもっと食べよう!」と今度は甜品のお店「佳佳甜品」に連れて行ってくれた。2人でアーモンドのスープと、タピオカとハス入りのタロイモスープを食べた。

 

 

最後の最後に、こんなに色々初めてのものが試せると思わなかった。お店は入れ代わり立ち代わりのお客さんで常に満員で、たくさんいる従業員の大きな声が飛び交う。熱々で滋養がありそうで、お腹があったまるデザートだった。

 

チムサーチョイ(尖沙咀)をぐるっと散歩して、またフェリーに乗って香港島に帰ってきた。

友人が時計を見ながら、「行ってみたいバーがあるんだけど、まだ間に合いそう」とこんどは上環にあるバー「QUINARY」に連れて行ってくれた。 QUINARY、とても雰囲気のいいお店だった。オーナーがすごく趣味のいい人なんだろうね、と伝えると、”HIPSTER”だよね、という友人の返事。そうか、こういう時に使う単語なのか、とその意味を覚えた。ヒップスター。思い出が詰まった単語になった。

 

ドライオレンジの浮いたきれいなカクテルを飲んで、家に帰って荷物をピックアップした。プレゼントを渡して、お礼を伝えて、ハグをする。最後の最後まで、分刻みで私の旅を充実させようとしてくれた友人。さよならが寂しくて悲しくて、涙がポロポロ流れてきた。

「大丈夫だよ、プーケットぜったい楽しいよ。飛行機乗るのもワクワクするじゃん」と励ましてくれた。

出会って間もないのにとても親切にしてもらって、一緒に楽しもうとしてくれた友人。こんなに親切を受ける価値のある人間になりたいと思った。つたなくてもどかしいお礼の言葉じゃなくて、どれくらい感謝しているかを思い通りに口にできるくらいにはなりたい。

 

こうして私の香港時間が終わりました。 寂しい気持ちもあるけれど、まだまだ旅は続きます。