明後日から少し長めの旅行に出る。 出発直前ということで、少し離れたところに住んでいる一番下の妹が実家に帰ってきてくれた。
荷造りを見守ってもらいながら、昔からの共通のお気に入りのラーメンズのYouTubeを流して、次のセリフを言い合う。 モスバーガーまで散歩して、甘いココアを飲みながら、置いてあった絵本をじっくり読んでクイズを出し合ったり。 最近流行りのアプリsnowの使い方を教わりながら2人で変な写真を撮ったりもした。楽しい夜だった。
子供の頃は5歳の差が大きくて別々の時間を過ごしてきたし、大人になったらなったで物理的に離れ離れで過ごしてきた。
忙しい合間にこうして会いに来てくれて、一緒に過ごせる時間をくれるなんて。優しいなあ。素敵だなあ…と今日何度か1人、こっそり、しみじみしてしまった。
「気をつけて行ってきてね」と言いながら妹が帰っていったあとの実家の居間で、ひとり灯油ストーブの前に座っていると、旅行に出るのを少し億劫に感じている自分に気づく。
1人で暮らしているときは旅に出るのは少しも怖くなかったし、行く前から帰ることを意識したりしなかった。
「旅行の日程、カレンダーに書いておいて」とふいに言う母の言葉に、「荷物はもう詰めたんか」とさり気なく聞こうとして、でも全然さり気なくない父の言葉に、「うん」とか「もうちょっとかな」とかどことなく無愛想になってしまう自分の声に戸惑う。
旅に出るってこんなに荷が重いものだったかな。
待っていてくれる人がいるということは、申し訳なくて、寂しくて、嬉しい。
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