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【不定期更新】 ~インド人夫との国際結婚と日々の生活の記録~

インド人の彼と付き合い始めて2年半。結婚して半年たちました。

インドで生まれ育ったからなのか、ニレーシュ(夫、以下ニレちゃんで失礼します)の個人的な性質なのか、まだまだ毎日「え!?」とびっくりしてしまうような&笑ってしまうような出来事が起こります。
そこはそんなにしっかりやってくれるんだ…!ということもあれば、あ、それは嫌いなんだね…というユニークな価値基準が垣間見える瞬間も。

この記事ではそんなニレちゃんの思考回路がのぞける日々のできごとを記録していきたいと思います。

 

「ありがとう」「ごめんなさい」は言わない

これはインド人の人に結構当てはまると思うのだけど、ニレちゃんは「ありがとう」と「ごめんなさい」をもともと全然言わない人だった。私との数々のケンカで鍛えられて、今は便宜的に使いこなしてるけど。

インドでは、例えば「家に来たお客さんに帰ってと言ってはいけない」という文化があるらしい。お客さんは何日でも好きなだけ滞在していいものなのだそうだ。

日本では「人に迷惑をかけることはやめましょう」と習うけど、インドでは「相手も時々あなたのお世話になるし、あなたも時々相手のお世話になるはず。お互い助け合いましょう」という思想が根底にあるらしい。

これが日常生活に入り込むとたとえば…

友達が今度インドに帰るから弟に本を渡してもらう

(え、インド広いのにわざわざ待ち合わせまでして渡させるの…?)

 

ジャンシーの実家に忘れた充電コード、近所の人が電車の運転手で、デリーの弟に届けてくれて無事受け取れた

(え、そんなすぐ買えそうなものを近所の人まで使って運ばせるの…?)

 

会社にインド人の人いたから、日本から送る荷物受け取ってもらう

(え、大きいダンボール17箱もあるのに…?!まだ友達でもないのに…?!)

こういう感じになる。

「今度知らない人が引っ越してくるらしいからあなたの家でダンボール17個保管して。いつ届いていつ取りに来るかはちょっと分からない」って言われたら皆さんすんなりOKできますか。私は…(できない…)。

「いろいろしてもらったからお礼なにか渡そうよ」と言っても「インド人だからそんなのは必要ない」でおしまい。現代のテクノロジーを使わなくても、人脈と人力でなんでも解決するインド。インド人同士でさえあれば、知らない人にも助けてもらえて当たり前のインド。

でもニレちゃんに言わせると、インドでお互い助け合わなかったら物事は何もうまく運ばないらしい。「日本はもう色々整ってるから、頼り合う時代が終わったのかもね」とのこと。確かにそうかもしれないなー。

エクセルが大好き 

「インド人は数学が得意」というステレオタイプにぴったり当てはまっちゃうニレちゃん。専門は機械工学で、仕事もずっとエンジニア職。

ここまでは「よく分からないけどなんかかっこいいね」と思っていたのだけど(私は完全なる文系)、ニレちゃんの”数字ファースト”は日常生活までぐいぐい入り込んでくる

家具、家電選びで悩んでいたりして「ニレーシュ、どっち買ったらいいと思う?」と相談しようものなら「よし、エクセル作って比較しよう」から始まる。

引っ越しの際に日本からベルギーまで船便で送ったダンボールの荷物たちも、金額や重さやトラッキングナンバーとともにエクセル管理されていて「いまあの箱が税関まで来てる」と教えてくれたりする。

車を選ぶときもそうだった(ベルギーに引っ越してきて通勤用の車を買った)。それも1人で燃費、ガソリン代、月々のローン、CO2排出量…などなど何年後までを見越した数字が入ったエクセルをせっせと作っていて、結局、燃費がよく、維持費用が安いハイブリッド車を選んでいた。Audiの車のおしりがかわいいけどTOYOTAの方がいい奥さんになる」とか言いながら

「これが好きだからこれを買おう」という感情で買い物をせず、「これがいい選択だからこれを買おう」という理性的な買い物の仕方はとてもいいなと思う。エクセルを見せられていろいろ説明されるのはちょっと面倒ではあるんだけど。

失敗はカード制

インド人は日本人に比べてエモーショナルで情熱的な国民性だと感じているのだけど、親しい人に対してそれほど怒らない。口論をすることはあっても次の瞬間にはハグして仲直りしたりしている。

私もニレちゃんに怒られることは全然ない。私がなにか間違ったこと、謝らないといけないようなことをすると「私いま1枚カードもらったね〜」(※ニレちゃんの1人称は"私")と逆に喜んでいる。

「カード」というのは相手になにかお願いを聞いてもらう機会のことで、好きな時に「私、いまあの時のカード使います!」と宣言して利用することができる。

大きな過ちは大きなお願いを聞いてもらえるカードになるし、小さな過ちは小さなお願いを聞いてもらえるカードになる。小さなカードを何枚か集めて大きめのお願いを聞いてもらうこともできる。

架空のカードを集めるのが好きみたいなのだけど、もったいぶって使わないので私はカードをあげたことを忘れてしまう。もしくは覚えていても忘れたふりをする。

「そんなカードあげてないよー」で結局うやむやになる私の過ち。それでも機会をねらってせっせとカードを集めているニレちゃんです。


「知らない」とは言いたくない

「あれってどういう意味なのかな」「これってどういう理由なのかな」

「あれはね、そういう意味だよ」「それはね、こういうふうになってるんだよ」ニレちゃんはどんな質問を投げても全部返事を返してくれる

そう。分かっているときも、分かっていないときも。

その自信満々な感じに最初は疑いもしなかったのだけど「違ったじゃ~ん」といういくつかの出来事があって、最近は「ほんとに?知ってるの?」と聞くようになってしまった。

これはインドでもよくあった。いろんな人に道を聞き、そのたびみんなが行き方を躊躇なく教えてくれる。でもそれがことごとく間違っていたのだ…と後から気づくことになる。

どうして知らないって言いたくないの? と聞いてみたら「自分の力で解決してあげたい」というインド人の優しさでありプライドらしい。

正直、気持ちは嬉しいけど、気持ちだけにしてほしい。

お腹が出るのはインドのせい

身体の他の部分は痩せているのだけど、お腹だけちょっと出ているニレちゃん。

「しょうがないよ〜インド人はみんなお腹出るんだよ〜。全部インドのせいだよ〜」と言いながらパンをもしゃもしゃ。

珍しく筋トレをやっているかと思うと「ふぅうゔぁ! でぅぅうゔぁ!」と大きすぎるうめき声をあげて"めちゃくちゃ頑張ってる感"を演出してくる。聞いてないふりをしても諦めない。

終わった後は必ず「どうだ?」と言いながら筋肉チェックを求めてくる。
"ドヤ顔"ってよく言うけど、ニレちゃんは自慢げなときは実際に「どうだ?」と言葉で聞いてくる

正直効果はぜんぜん分からないけど、もっと頻繁に筋トレしてほしいので「お〜、やっぱり違うね」と返事しておく。


トイレ掃除の後はシャワー

もともと寮生活をしていたニレちゃん。
トイレとお風呂は掃除してくれる人がいたらしく、私と一緒に暮らして初めてトイレ掃除を経験した様子。

潔癖まではいかないけど「汚いもの」にとても抵抗が強く、トイレ掃除をしたあとはいつもシャワーを浴びて身を清めている

私が前に道で犬のうんこを踏んだときも離れて歩くほど嫌がっていた。

でも鼻をほじっている現場はよく私に見つかって取り締まられてる。清潔の基準がよく分からない。


奥さんは幸せにする義務がある

ベッドの中にもう入っているのに私が頼み事をしてしまうとき。

「え〜明日でいいじゃ〜ん」とまずは抵抗してみる。

それでも私も諦めずに「お願い〜!」と粘っていると、「私は奥さんを幸せにする義務がある…私は奥さんを幸せにする義務があるから…!」と呪文を唱えながら起きあがって、しぶしぶやってくれるニレちゃん。

用事が終わると「はい。奥さん、幸せですか?幸せになりましたか?」と質問される。

「はい」と答えると「ご利用ありがとうございました。本日の営業を終了します」と閉店して寝る。


「重くてかわいい」の自己申告

たまに「オーケーオーケー」みたいに雑に返事をしてしまう私。

面倒くさがられていることを察知すると「お喋りしようよ〜お喋りしようね〜」と巻き付いてくるニレちゃん。

「重いよ〜」と嫌がると「わたしは重くてかわいいんだよ〜重くてかわいいでしょ〜」と同意を求められる。

文字どおり「夫の束縛が重い」 っていうやつだ…!と気づいた一人でニヤニヤしているのだけど、ニヤニヤの説明を求められてまた面倒になって「なんでもない」の返事。

そうしてまた「教えてよ〜教えてね〜」と重い束縛がつづく。

不定期更新していきます

書きたいことがたくさんあるのでまた数日中に更新したいと思います。

のろけみたいでごめんなさい。新婚なので今のうちにのろけておこうと思います。