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インド人の夫とベルギーで2人暮らし中。30代前半から仕事を辞めて海外1人旅をスタートし帰国後夫と出会って国際結婚したり海外移住したり。何歳になっても勉強しながら楽しく自由に生きることを誓います。

何歳でも遅くない!女性に贈るナンパのすすめ その心得と声のかけ方

皆さん、ナンパはしたことありますか。私はあります。
思い通りに行かなかったことも、上手くいったこともあります。
そして私は皆さんに、特に女性にナンパを啓蒙したいと思っている人物でもあります。


私とナンパの関係

自己紹介がてらまずは私の経験から。
私が初めて意識的にナンパをしたのは32歳の時。海外で長めの1人旅をしていたときでした。
旅行を始めて2カ国目、プーケットにいた時に毎日一人でご飯を食るのが嫌になり、ビーチで話しかけやすそうな人を狙って声をかけました。その人は南米のチリから来て一人旅をしていた人で、しばらく楽しく話して食事の約束をしてさよならしました。

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結局その後噛み合わず、食事には行かなかったのですが、気づけば自分に自信がついていました。「あ、私これできるじゃん」という単純な気付きのようなものでした。それからは1人に退屈すると時々誰かに話しかけるようになりました。カフェだったり、居酒屋だったりバーだったり、自分の好きなところで。

ナンパから恋人にまで発展したのは今の夫だけですが、初めて会った人と思いがけなく楽しく過ごした時間はこれまでたくさん得てきました。
過去にマッチングアプリで出会いを探していた時期もありましたが(Pairsさんにお世話になっていました)、ナンパにはその時の感じとは少し違う、自分で掴み取った出会いの感覚がありました。


知らない誰かの価値観を自分に押し付けていませんか?

突然ですが、女性として生きるのが窮屈だと感じたことはありますか。

「〜な女性は嫌われる」「男性に〜と思われないために気をつけたい◎個のこと」等、「女性かくあるべき」を押し付けてくるコンテンツが世の中にたくさん出回っていますが、実は私もそんな記事をよく読んでいた人の1人でした

30代に入り、そろそろ人生をずっと共にしたいと思える人と出会いたい。でも「この人だ」と思える人にはなかなか出会えない。
きっと自分のどこかが悪いのだ、何かをわきまえていないのだ、と自分を矯正しようとしていました。

そうしているうちにただ「嫌われないように」と必死になってしまって、「あなたはどんな人?」と聞かれても自分でもよく分からず、自分はどんな人になりたかったのかも曖昧になり、肝心の自分が相手を好きかどうかすらもよく分からなくなってきていました

今振り返ると、私に必要だったのは「こうしたほうが男性に好かれるよ」という誰かのアドバイスではなく、自分自身の「こうありたい」という指針でした。傷のない商品になって誰かに選ばれることではなく、自分の納得した人を、自分で見つけることでした。


コミュニケーションスキルよりも大事なこと

そんな窮屈だった自分を取り巻く状況を打ち破ってくれたのがナンパという行為でした。
最初は旅行中に自分の英語がどのくらい通用するのかを試す目的もあって始めたのですが、やっているうちにあることに気づきました。

人はみんな物語を持っているんだ、ということ。
ゆっくり話せた人とは、自分のそれと相手のそれを交換するような感覚がありました。
勇気を出してひと言話しかける行為の先で、自分がそれまで存在も知らなかった窓が開くような感じがありました。

何語にしろ「見知らぬ誰かに話しかけてその後楽しく会話する」というのはすこし技術が必要な行為です。
ただ大切なのは、その技術を正確に、機械的に磨くことでなく、目の前にいる人に興味を持ち、自分のことも知ってもらおうと努力する気持ちのようでした。


ナンパのゴールは恋仲だけじゃない

ここまで読んで、私も誰かに話しかけてみたい。自分の居場所を一歩広げてみたいと思ってくださった方。
私のあなたに向けたナンパが大成功しました。ヽ(=´▽`=)ノヤッターウレシー

でもどう始めたらいいの、という方、ここから方法や心得を書いていきますね。

さて。いざナンパをしてみようとするとかなり緊張します。
誰に話しかけたらいいんだろう。なんて言って話しかけたらいいんだろう。
怪しまれないかな。断られたらどうしよう…といろいろ心配になります。

まず心に留めておきたいのは、年齢が近そうな男性だけでなく、老若男女(子供以外は)すべての人が声を掛ける対象になるということ。

そして、初めましての人に声をかけてみるときには「恋人同士になる」という高いハードルは自分に課さないようにしてみましょう。知らなかった相手と1分間でも話せたらそれはもう成功です。

これまで知らなかった人の人生にお互いに立ち入ってみて、自分という存在を相手の中に残してくることを楽しんでみてください。


貴方もナンパしてみよう。切り出し方の具体例

どう声をかけるのが1番いいかという技術的な部分は私も得意ではないのですが、「なんて切り出したらいいか全く分からない」という方のために以下一例として書いておきます。

(初級)微笑みかけてみる

例えばバーで近くの席に気になる人がいる。そしたら、まずは相手の目を見てみましょう。
「あなたのことが気になっています」ということが相手にも伝わります
あまりに見つめすぎて声もかけないのは相手を居心地悪くさせる可能性があるので、程々にしましょう。

(初級)用事をお願いしてみる

やっぱり声をかけるのはハードルが高い、という人は、カフェでお手洗いなどに席を立つときに隣りの席の人に「すみません、すぐ戻ってくるので一瞬荷物見ててくれますか」とお願いするところから練習してみましょう(貴重品は身につけておきましょう)。その後の「ありがとうございます、助かりました」も忘れずに。以降の会話が続かなくても、自分が話したい人にに話しかけられたのは大きな進歩です。

(中級)正直に打ち明けてみる

正直に「いま人に話しかける練習をしてるんですが、もしよかったら5分だけお時間もらってもいいですか」に打ち明けるのも、相手の警戒や自分の緊張が解けてその先の会話が楽になります。どうして自分が見知らぬ人に話しかけようとしているのか、あなたのストーリーをシェアしてみましょう。最後には「お時間ありがとうございました」とお礼も忘れずに。

(上級)連絡先を聞いてみる

初級、中級と積み上げてきて、相手とコミュニケーションがとれた状態で、もしあなたが相手に興味があったら連絡先を聞きましょう。「今度またお誘いしてみてもいいですか」や、「もしよかったら今度お時間あるときにお茶でもしませんか」と伝えてみましょう。

そして、自分の時間を過ごしている時に人に邪魔されたくない人はもちろんいます

どの段階でも、相手に「ごめんなさい」と断られたら「こちらこそ突然びっくりさせてしまってごめんなさい。ありがとうございます」等、断ったことを相手に申し訳なく思わせないようなフォローしましょう。「ありがとうございます」と最後にお礼を言うと、自分もあまり傷つかず、ポジティブな気持ちで次回に向かえます


どこで決行したらいい? 事前の心得3つ

いきなりナンパなんてできないよ…と思っている人は、声をかけやすい場所に行ってみましょう。
お酒を飲んでみんなリラックスしているような場所はハードルもぐっと下がります
隣の人と話しやすそうなバーや賑やかな立ち飲み屋、相席屋のような居酒屋も良さそうです

そして、初めましての人とお話する時、自分と相手のために下の3つのことも意識しておきましょう。

1. 相手の話も聞きましょう。自分のことも話しましょう。その時々のちょうどいいバランスを探りましょう。
2. 相手の時間を長く奪わず、キリの良さそうなところで終わりましょう。最後にお礼も忘れずに。
3. 人の少ない場所は避け、自分の身を守りましょう。安全でない可能性を感じたらすぐに切り上げましょう。


1人が無理なら Wingman ウィングマン作戦にトライ

1人で誰かに話しかけるのがどうしても苦手な人はWingman ウィングマン作戦もおすすめです。
2人1組で相棒となってお互いに相手のパートナー探しを手伝うとき、その相棒をウィングマンと呼びます

1人では誰かに声を掛ける勇気が出ないというときは「ちょっとだけ一緒に飲みませんか?」と切り出してくれる友達と行動してみましょう。相手が誰かと話したがっている時は、同じようにあなたが助けてあげましょう。

ただ、ウィングマンが見つからなくても1人で頑張ってみましょう、というのが私の本音です。
イエスが返ってくるときもあれば、ノーが返ってくるときもあるのが当たり前。
1回1回の結果に傷つかず、誰かに声をかけられる自分のかっこよさを讃えましょう。


最後に

日本も韓国も、私がアジアの国はなんとなく女性の年齢に厳しい雰囲気がありました。
私もそれを疑わず、30歳だけどまだ結婚していないし恋人もいない…と焦って自分で自分を追い詰めていた気がします。

当時、周りの友達も結婚してゆき1人で過ごす時間も長くなり、出会いの機会もだんだん減っていって…と自分が先細っていくような気がしていましたが、「自分から誰かに声をかければいいんだ」と気づいて実践できたとき、それまでなかった自信のようなものが芽生えたのを自分の中に感じました。その自信が、自分を時に魅力的に見せてくれることも知りました。

もし同じように悩んでいる方がいたなら、勇気を出して一歩踏み出したり、日常に少し変化をもたらすきっかけになれたらという思いがあってこれを書きました。

できるだけ上手くいくように…とお節介でいろいろ書きましたが、誰かに声をかけてみて、あなたがハッピーだったらそれでオールオッケーです。

世間が作ったあなたを抑制する言葉を自分に当てはめないで、自分自身が「しっくりくる」と感じるものと出会うことができますように。そこに向かう日々が苦痛でなく、気付きと楽しみの積み重ねになりますように。


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