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寝る前に来てね。寝る前じゃなくても来てね。

怖い、けど聞きたい。ニレーシュの狂気の寝言

皆さん寝言は言いますか。

私はそうでもないと思うのだけど、ニレーシュは毎日のように寝言を言う。
「おまえ寝言いってんじゃねーよ」というやつじゃなくて寝てるときの本物の寝言。


※ 以下ニレーシュを②とする

そもそも私と②は寝る時間が合わない。

②が寝始めると、私はとなりでごろごろして携帯を見たりストレッチしたり考え事したりして過ごしている。
②のように日々なんとなく眠りにつける人は本当に羨ましい。私はいつも「よし、本気で寝よう」と決意しないと眠れない。寝ている状態は大好きだけど、入眠は私にとって努力を必要とする苦痛な行為に近い。そのせいで毎晩ダラダラと夜更かししてしまう。

そうして電気を消した真っ暗な部屋でごそごそと一人の無為な時間を過ごしていると、突然②から寝言が飛び出てくる。そしてほとんどの場合、起きている時のようにあまりにもはっきりと発語する。
唐突すぎて私は毎回ベッドから浮くくらいビックリする。


昨日のやつもすごかった。

②が寝て40分ほど経った頃。
私はまだ全然眠くなくて、スマホで撮った写真を整理しているときだった。

突然となりで②が叫ぶ。


「・・・・しずえ!!
 こっち方向の電車でいいのか? いいのか!?」


・・・ぎゃっ!!!! え、なにが!?
私は危険を察知した猫みたいにフリーズしてこわごわ対象を観察する。


自分の寝言にビクッと体を反応させた②は、カッと目を見開いて体を半分起こす。
そして携帯のライトで顔が白く照らされた私に向かってまっすぐ話しかけてくる。


「どうした、なんでここにいる! ここはどこ! どうしてここにいる!」

え…家ですよ…。ここ家ですよ…。


「 びゃぁあぁっっっ」

震え上がっている私の前で、②も私の四角く照らされた顔に驚愕している。「 びゃぁあぁっっっ」てなんだよ、びゃぁあぁっっって。


そうしてしばらくおたがい放心状態になったあと、状況を理解した②が笑い始める。

「ふふっ。ふふふっっ。んふふっふううううふふ」


最後の笑いまで含めて、毎回ほんとうに怖い。
②がいつまで夢の世界にいて、いつからこちらの世界にいるのか境目がよく分からない。


ひとしきり笑うと、②はまた一瞬で夢の世界に戻っていく。取り残された私はまたしばらく眠れない時間が続く。
…何だったんだあれは。けっきょく電車乗れたんだろうか。なんで寝言が日本語なんだ。

落ち着くと私もだんだん可笑しくなってきて一人暗闇で笑ったりする。

こういうのをたまにやっているのだけど、寝たら私も忘てしまうので昨日はスマホにメモった。

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ニレーシュ寝言 
電車 どっち
どうした なんでここにいる ここはどこ どうしてここにいる 
こわい
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メモの字面もすごいな。ぜったい後から意味分からなくなるやつ。


毎度恐ろしい思いをしつつも、突然始まるこの夜のイベントを実はけっこう楽しんでもいる。

ニレーシュ夜の小劇場。
毎回1人でしか見れないのがもったいない。別に誰も見たくないか。



ニレーシュのお話はこちら

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