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インド人の夫とベルギーで2人暮らし中。30代前半から仕事を辞めて海外1人旅をスタートし帰国後夫と出会って国際結婚したり海外移住したり。何歳になっても勉強しながら楽しく自由に生きることを誓います。

【香港旅行記その17】ケーブルカーでも歩いても。標高554m太平山の頂上Victoria Peakにやってきた!

香港滞在も20日近くなってきましたが、まだここに行ってなかった。 Victoria Peak(ヴィクトリア・ピーク)=太平山。

香港島の中心からすこし西寄りにある。香港一と言ってもいい人気スポット。標高554メートル(香港島の中では最高峰)、香港の中心が見渡せる夜景の名所。

今宿泊しているセントラル(中環)から歩いてすぐということで、14時過ぎから出かけた。こんな時間から山に登れるなんていいなあ。

(画像:wikipedia より)

ハイキングでも、ケーブルカーでも

ピークトラムというケーブルカーでも、約10分で景色を楽しみながら登れる(往復45HKD)し、こちらのほうが主流になっていると思うけれど、ハイキングコースもきちんと準備されている。私は今回、Morning Trailというコースから登った。もう夕方に近いような時間だったけど、モーニング・トレイル。

登山道へのアクセス:

セントラルの駅から島の内側に向かって走っているエスカレーターがあります(街中で見かける下の看板が目印)。このエスカレーター、正式名称はCentral-Mid-Levels Escalator。すべて合わせると800mもあるそう。観光名所でもあるし、丘の上に住む人たちの足としても無くてはならない交通手段です。

エスカレーターを登りきったところは、干徳道(Conduit Road)という名前の道路。

ここを右に曲がり、20分くらい歩くと左上に登っていく克頓道(Hatton Road)という通りがある。この道を登っていくと登山ルートが始まります。

モーニング・トレイルのコースは比較的緩やかで登りやすい。「山道」というよりも山の景色を楽しみながら、舗装された道路を登っていく感じだった。

ヴィクトリア・ピークの思い出

10年前、実は一度香港に来たことがある。韓国留学中に当時お付き合いしていた恋人と、友達と、数人で旅行した。

その時は旅行というものにまだあまり慣れていなくて、自分がどんな旅行に興味があるのかもよく分からなくて、運動不足で体力もなくて、旅行中、たぶんみんなのお荷物になってしまっていたと思う。

その時はじめて、このPeakに連れてきてもらった。え、毎日こんなに歩いてるのに今日は山に登るの? きついよ…。とあまり乗り気じゃなかったように記憶し韓国以外での初めての海外旅行だったし、私の思い出の中では都合よくもキラキラした記憶として残っている。

それから十数年。いまでは旅行して回るのが好きだし、山にも登るのも好きになったし、一日中歩き回るのも嫌じゃない。同じ場所に帰ってきてみてはじめて、長い時間とともに、知らないうちに変化してきた自分に気づく。

昔登ったときはこの道だったかな…、と山道の記憶は曖昧だったけど、山頂の施設や景色は全然変わっていなかった。登りきるなり、急激に懐かしい気持ちになる。   山頂でお互いの写真を楽しそうに撮り合ういろんな国の人たちを見ながら、昔の自分を離れて見ているような気分になった。

あの時みんなが旅行に連れてきてくれたから今こうしてここに来れたんだろうな。感謝。