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インド人の夫とベルギーで2人暮らし中。30代前半から仕事を辞めて海外1人旅をスタートし帰国後夫と出会って国際結婚したり海外移住したり。何歳になっても勉強しながら楽しく自由に生きることを誓います。

【ネパール旅行Day.6&7】タメル地区でお土産のカシミア購入。値段交渉のキホンは「ベンチマーク」だった

友人の結婚式の翌日。

次の日にはみんな日本に帰ってしまうということで(私はもう少し残る)ニレーシュと一緒にタメル地区でお土産を見て回ることにした。

カトマンズにいる間、値切りのスキルを身に着けたというニレーシュ。「俺の腕を見せてやる」と張り切っていた。


コンクリートが敷かれていないタメル地区。
夕立が降ると足元がいつもにも増してグチャグチャになる。そのかわり、いつもは舞い続けている土ぼこりが落ち着いて、高地の心地いい風を肌に感じる。


さて、ニレーシュのショッピングの心得だけど「ベンチマーキング(基準になる値段を把握すること)」が大事なのだそう。

カトマンズだけではなく、値札がついていない観光地での買い物は確かにこのスキルが役に立つなと思ったのでとりあえず残しておくことにする。

ニレーシュ流、観光地でのショッピングの心得


1.
欲しいものが売ってあるお店をいくつか回って、値段を聞いてまわる。
安くてもこのタイミングでは買わない


2.
「本当はもっと安いはず…」と思ったら
「観光客価格じゃなくて、ほんとの値段を教えてよ〜」
とフレンドリーに持ちかけてみる


3.
その返事(値段)を聞いたら、「そうかー」と興味がありそうなふりをしながら店を出る
相手が呼び止められるくらいゆっくり出ていくのがポイント。更に安い値段を提示してもらえることもある


4.
ベンチマークして回った店の中から一番安かった店でまとめ買いする。
「これとあれを買うから◎ルピーにして」と自分から先に価格を提示して、相手の提示価格との妥協点を探る



…と、こんな感じ。

ネパールのお土産屋さんではヒンディーが通じるお店も多く、英語で交渉するよりもずっと安い価格を提示してもらえている感じがした。お互いの国の物価が分かっているゆえの譲歩なのかもしれない。

安心して旅行できるっていいね

行きも帰りも別々だけど、このネパールの地がニレーシュとのはじめての海外旅行。観光の目的地を選ぶこともそうだったけど、価格交渉を人に任せられることの気楽さも改めて実感した。

1人で旅行していると、お金のこと、安全のこと、いろんなことに気を張ってないといけない。些細なことで気分を害してその国が嫌いになってしまったらもったいない。

その分、ひとつひとつの達成感とか思いがけない出会いとか、1人旅ならではのいいところもあるけど、どっちも違った体験ができていいね。


さて、戦利品ですが。
カトマンズではカシミアのものがかなり安値で売られていて、こんな機会もないから…と自分たちと母たち用にカシミアのストールを合計5枚買った。結果、4200ルピー(≒4200円)という値段だった。

カシミア5枚で4200円?!
ニレーシュの交渉術もすごいけどネパールの価格設定もすごい。


買い物後は2人でカトマンズ最後のディナーだったのだけど、リラックスし過ぎてて写真が全然ない。はじめての2人での海外旅行、楽しかったな。次はどこに行けるかな。

ただいま、1人旅

「私はまだ帰りたくない〜!」ということで、翌朝みんなが空港へ向けて出発したあと1人旅に逆戻り。

ナレンとプラニータが用意してくれた素敵な部屋をチェックアウトして、近くのカフェで今後の予定を立てた。

Wi-Fiのあるカフェで1人チョコレートシェイクを飲みながらPCをカチカチ。

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この日はタメル地区にもう1泊することにして、翌朝のバスで、カトマンズから西に200キロ移動したPokhara ポカラ というリゾート地に行ってみることに決めた。

ホテルはBooking.comで予約して、バスは価格や行先を調べた後、近くの旅行会社(タメル地区内にいくつもある)で予約した。

いつも行き当たりばったりの旅行をさせてくれるインターネットに感謝、感謝。


豪華なホテルから安宿へ移動。ただいま、私の日常。
荷物を預けて、街をふらふら散歩することにした。

ここからは写真でお楽しみください

カトマンズの街はとにかく日本と「違う」

街ができあがるまでには、人の手と時間がどれだけ必要かということを思い知る。

日本にいるともう”完成した”感じがあるから、そこに到達するまでの人の苦労や工夫は整った街の裏側に隠れてしまっているけれど、ネパールはそれが生のまま至るところでむき出しになっている。

ここで暮らしたら自分で作る楽しみや、参加した充実感や、変化の中に生きた感慨ははっきりと感じられるだろうと思う。


ネパール地震で壊れたものと、もともと未完成だったものが混在しているネパール。そのせいか、街に悲劇的な雰囲気を私は感じなかった。

資源にも労働力にも限りがある。命にも限りがある。
完成させることに集中しすぎないで、楽しみながらゆっくりやろう、というおおらかな空気が印象に残った。


カトマンズのカオスな道路・建築事情

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そこかしこにチベット仏教&ヒンドゥー教建築がある

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カオスな電線もいつしか見慣れる

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▲あ、東芝。


ショッピングストリート&モールも発見!

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▲相変わらず電線がすごい

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▲オートバイの駐車マナーはいいと思う

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▲モールはあったけどお客さんはほとんどいなかった


ランチには1人でモモを食べました

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▲バナナミルクシェイク60ルピー(60円)、バッファローモモ80ルピー(80円)

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▲125ルピー(125円)くらいで食べられるこの昼食。


こんなものも発見

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▲ ネパールを感じるグラフィティ

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▲重そうすぎるおじさん(なのかな)

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▲珍しくスーパーも発見。お手洗いも貸してくれた。お姉さん優しかった

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▲小さなスナック菓子やジュースが買える売店。多分タバコもある

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▲5月はネパールの桜、紫の花の「ジャカランダ」の開花シーズンだった