nerumae.net

インド人の夫とベルギーで2人暮らし中。30代前半から仕事を辞めて海外1人旅をスタートし帰国後夫と出会って国際結婚したり海外移住したり。何歳になっても勉強しながら楽しく自由に生きることを誓います。

【タスマニア滞在記】セントメリーズ St Marysのセントパトリックスヘッド St Patricks Head で登山しよう!

ふと気づくと歌っちゃってる歌がある。

明日 海を見に行こう

眠らないで二人でいこう

朝一番のバスで行こう

久しぶりに海へ行こう

スピッツの「海を見に行こう」

何かにワクワクしているとき、気づくといつもこの歌が脳内再生されてる。この旅行中いちばんのヒット・チューンだ。

セントパトリックスヘッドに登ろう!

やまのぼり! それが今日のワクワクの理由です。

朝から、タスマニアの北東にある町 St Marys セントメリーズに向かう。

今日登るのは St Patricks Head セント パトリックス・ヘッド。国立公園ではないけれど、Tasmanian State Reserve といって、州が指定する自然保護区として指定されている。標高は683 m。

町外れにひっそりとあって、あんまり人がいない。わたしは登って降りるまで誰にも会わなかった。あまり観光地らしいところは苦手な人にもおすすめです。

行き帰りで2時間の登山。

1つの山の中に湿地帯もあり乾燥地帯もある

登り始めに、ものすごく大きな木がある。中央の黒くみえる部分は燃えて空洞になっている。…なんで中央が燃えるんだろう。

日本の山とは植生がぜんぜん違う。シダ植物がすごく多い。普段はすごく乾燥してるけど、時々まとまった量の雨がどっと降るタスマニア東部。シダはそういう環境に合ってるんだろうな。

登りすすんでいくと急に、あたりがしっとりとした空気に変わる。

乾いた色が基本の大地で、カラフルな実はすごく目立つ。

がさごそと1人で登っていると視界のはしで色がキラキラする。宝物を見つけたような気分になる。

人が目撃してもしなくても、毎年ここでひっそりと鮮やかな実がついては落ちてるんだね。 

金属みたいに、ブロンズカラーに輝くキノコも発見。

頂上までやってきた! さいごに待っている岩のぼり

ツンととがった形をしている St Patricks Head セント パトリックス・ヘッド。

山頂部分は特に急で、登るにつれて岩と石が多くなり、足元はかなり荒くなる。湿っている日はものすごく滑りやすい。私も何度かザザザザザ…と滑り落ちては鳥たちをビックリさせた。

登ってみなさい。というこの感じ。

これ、後で降りれるのかなほんとに…。不安になる。

登りきると、急に視界がひらける。そして奥にはさらに高い岩があるのも見える。ここまで来たらあっちまで登ろう。と1つの岩を登っては降り、また別の岩を登っては降りながら進む。

…お腹が空いてきたよ!

高い岩のほうに到達したら、東の方向に海が見えた。

岩の上で空を見ながらゴロゴロする。あとは帰るだけだと思うと急に面倒になってくる。

いま登ったばっかりの岩をまた降りて、登って、ってしなくちゃいけないのー。そうなのー。

なにもない? なにかある? この道のかなたに

フツウだけど たしかに僕の目の前にひろがる

さっきはワクワクして歌っていた歌を、今度は自分を励ますために歌いながらせっせと山を降りる。

わたしはこの歌を女子高生だった頃から歌ってた。自転車に乗りながら。テストが終わった後に。もうまっ暗な予備校の帰り道に。それからもう15年くらい経っているけど、地球の反対側でまだ同じ歌を歌ってる。

セントメリーズのパープルポッサムでお昼ごはん

いそいそと降りてきて、お昼を食べにいったのはこちら。

St Marys セントメリーズにあるWhole Foods ホール・フードのお店、Purple Possum パープルポッサムです。野菜いっぱいのサンドイッチを食べた。あと3皿くらい食べれそうだった。