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インド人の夫とベルギーで2人暮らし中。30代前半から仕事を辞めて海外1人旅をスタートし帰国後夫と出会って国際結婚したり海外移住したり。何歳になっても勉強しながら楽しく自由に生きることを誓います。

【ネパール旅行記Day.2】スワヤンブナート寺院から見おろすカトマンズの景色! タルチョがはためくお寺巡り

↓前日の記事はこちら↓
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この日宿泊するホテル「カトマンズ マントラホテル」に到着!

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さっそくラッキーが降ってきた

フロントに荷物を預けて街をウロウロしようかと地図を見ていたら、フロントの男の子(エイナス君)が「シフトが終わって今からお寺に行くけど、一緒に行きますか?」と誘ってくれたのでついて行ってみることにした。

先日のベトナム・ハノイのホテルといい、カトマンズのホテルといい、今回の旅行はホテルボーイ運がいいのかもしれない。

行き先もよく知らないまま、いざ出発

カトマンズの街はどこも交通がカオス状態のように見える。

ラッシュアワーも重なっているのか、車とバイクで道路がごった返している。待っても待ってもバスが来ないので値段交渉をしてタクシーを拾った。


見たところ、アスファルトが敷かれているのが全道路のうちの30パーセントくらいなんじゃないかな。

それ以外は押し固められた土の道。どこに行っても土ぼこりがもうもうと舞い続けている。


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タクシーで200ネパール・ルピーを支払って、到着したのは丘の上にあるチベット仏教寺院「スワヤンブナート寺院」。この階段、400段くらいあるそうで、ここを登った上にお寺がある。

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カトマンズの街を見渡せるスワヤンブナート寺院

ネパールの宗教はヒンズー教徒が80パーセント、仏教徒が10パーセントほどの割合なのだそうだけど、どこを歩いていても宗教に関連する建築や装飾が何かしら目に入る、信仰と密接な国だ。

そしてこのスワヤンブナート寺院はネパール最古の仏教寺院と言われているのだそう。


なんだかやけに息がきれて、こんなに運動不足だったっけ…と思っていたら、カトマンズの街は標高1,400メートルもあるらしい。

それもあってか、5月のネパールは全然暑くない。むしろ夜は肌寒かったし。

階段はなかなか辛かったけど、途中にいろんな装飾があって見ていて楽しい。

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そしてこのお寺、あちこちに猿がいる。
息を切らして登っている隣りを軽やかに駆け上がっていく。

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ブッダアイと一緒に見おろすカトマンズの景色

やっと丘の上に到着! 外国人は参拝料200ルピー(200円)を払って中へ。

ブッダアイ(仏陀の知恵の目)が描かれた白と金にかがやくストゥーパ(仏塔)がそびえ立っている。

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サンスクリット語でマントラ(お経)が刻まれている「マニ車(転経器)」。参拝者はこれをくるくる回しながら仏塔の周りをまわっていた。

回すとお経を読んだのと同じことになるのだそう。時計回りに回すのが正しいらしい。

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大きい仏塔から少し離れたところにも仏塔がいくつかある。

みんながコインを投げ入れていた池のような場所もあった。コインが仏陀の足元にあるポットに入るといいことがあるそう。お茶目な一面もあって楽しいね。私のコインも1枚入った(やったー)。

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ネパール全体を彩る5色の旗、「タルチョ」

そして、この風にたなびいているカラフルな旗は「タルチョ」と言うらしい。ネパールのお寺や街では本当にこのタルチョをよく見た。

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色の順番は【青、白、赤、緑、黄】と決まっているそうで、

それぞれ

青 → 天 
白 → 風
赤 → 火
緑 → 水
黄 → 地

を意味するのだそう。旗にはお経が描かれていて、風に揺れるたびお経が読まれていると考えられているのだそうだ。



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この写真に写っているのは連れて行ってくれたエイナス君。聞くとまだ19歳なのだそう。
ヒンドゥー教のお寺にも似たストゥーパの前で。

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参拝の後は体重測定?

登ってきたのとは違うルートを通って降りていく。

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丘から降りていく途中には、たくさんのお土産屋さんや売店が並んでた。

私が個人的に好きなのは、水やお菓子を売っているお店に体重計が置かれていること。みんな5ルピー(5円)ほど払って体重を測ったりするらしい。昔インドでも同じ光景を見た。

「増えてる〜」「え、何キロ?」とかみんなやってるのかな。アクティビティになっててなんか楽しい。

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次の目的地はアミデバ仏陀公園!

どこまでも足取り軽やかなエイナス君が「もう1箇所見にいく?」と聞いてくれたので、断然イエス。

スワヤンブナート寺院寺院を後にして、タクシーで5分。

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到着したのはAmideva Buddha Park(アミデバ仏陀公園)


金色に輝く3体の仏様。
大きい。近すぎてじょうずに写真に収められなかった…。

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ヒマラヤを模したようなこんな装飾の塔(?)も。雪で覆われた山頂付近にはたくさんの仏様が並んでいる。

山岳信仰って文字にするとちょっと仰々しいけど、いつもそこに山があって、きれいで、尊くて、手を合わせたくなる…というのはすごく自然な流れだな。

これを見ながら改めて思った。

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裏に回るとお経がびっしり彫られてました。

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余談ですがここで放し飼いされてたニワトリ、めちゃくちゃ大きかった。このたくましい足よ。

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旅の寄りみち

お寺に行った帰り、エイナス君の友だちがやっているというお菓子屋さんに寄り道。

みんなを紹介してくれて、お菓子とお茶でおもてなししてくれた。

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ネパールでは中学を卒業したあとに働き始める人が多いようで、まだみんな20歳にもなっていないということだった。

働きながら自分のお金で専門学校や語学学校に通うことも多いらしい。すごくしっかりしてるんだなぁ。

みんなスマホを持っていて、英語でコミュニケーションが取れる。突然の訪問者にもとても優しい。Facebookを交換したりした。

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↓はお店にかかっていたカレンダー
なにこれ。読めない。しかも日曜日が一番下に来てる(縦書き…!)。

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不思議だな…と見つめていたら、ネパールは独自のこよみ【ビクラム暦】を持っているのだと教えてくれた。

帰ってきて調べてみると、紀元前57年から始まっているので、西暦2018年現在はネパールではただいま2075年

そうなの! なんか未来にいるみたい。

しかもこのビクラム暦、月も日にちも西暦とはずれているみたいだ。

変換できるサイトはないかな、と調べてみたらこんなサイトも見つけた。自分の誕生日はネパールでは何年だったのかな〜、なんて、気になる方はぜひどうぞ。

http://www.rajan.com/calendar/



…こんなに書いたのにまだ半日分かー。

ネパール、何もかもが新鮮で書くのが追いつかないよ…!