今日は香港で働くイギリス人の男性に出会った。
「祖父母がインド人」という彼に少し親近感を覚えて(私も、祖父母の代に日本に移住してきた在日韓国人の環境で育っているから)、彼が過ごしてきた26年の全体像をなんとなく想像しながらいろいろと話した。
彼自身は生まれたときからイギリスに住んでいて、国籍もイギリス。そしてインドの人かな、と思わせる外見。知的で、とても謙虚な人だった。
香港を思い切り楽しもうとしていて、イギリスからまだ来たばかりと言いながら、「ここは行った? あそこも良かったよ」いろんな場所を教えてくれた。
日本にもしばらくいたそうで、神戸や京都の思い出もいろいろ話してくれた。日本語も少し話せるし読めるそう。 香港にもしばらく暮らすから、と今は広東語も勉強しようとしているみたいだった。現地でできた友達に教わったいろんなことを、私にも教えてくれた。
言語を勉強するのってこんなに難しいのに
今やどこに行っても言語の王様みたいな英語をネイティブとして話す人が、他の言語を必死に学んでいる姿を見るとほんとうに尊敬してしまう。私が英語を勉強するのとはちょっと意味が違う。
香港は2つの世界が混ざっているような国だ。外資系の会社で働く外国人たちのアーバンな世界、現地の人達の暮らすローカルな世界。競馬場を見に行ったときも、2つの世界がきれいに別れていた。
片方だけの中に身を置いて暮らすことももちろんできると思う。でも色々経験しようと2つの世界を行ったり来たりする彼はイキイキしていてとても楽しそうだし素敵だった。
エッグタルトを食べて、お寺でお参りもして、点心も食べて、ビールも飲んで…。色々調べてくれて、私に合わせて一緒に観光してくれる優しさに感激しながら、しばしのデート?を楽しんだ1日でした。