マレーシアでの宿泊は、初めてAirbnb(エアビーアンドビー)を試した(ホテルではなく、誰かが所有している家や部屋を借りてステイするサービス)。クアラルンプールでも最近流行っているみたい。
良かったです、Airbnb
私が滞在したのは、プール付き(!)の高層マンションの35階。キッチンやシャワー等の設備も使えて、でも1泊1500円というお値段。クアラルンプールの北の方、Titiwangsa(ティティワンサ)という駅近く。交通が発達しているので移動もとても楽だった。
なんの下調べもせずにやって来て交通の仕組みがよく分かってなかったのだけど、宿泊先への行き方はAirbnbのホストの女の子が事前にメッセージで教えてくれていた。「空港からエクスプレスを使うと50MRだけど、バスとモノレールだったらKLセントラルで乗り換えだよ。15RMくらいで着くよ」
初めての国で、知っている人がいるというのもAirbnbのいいところだなと思う。おすすめの場所を聞いたり、旅行中、何かあったときに相談もできる(ホストとの相性や施設の当たり外れはあるかもしれないけど)。
移動と出会い
とりあえず宿泊先に着こう! ということで安くて遅い方のルート、バスとモノレールを使って空港から移動。さあ、各駅に好きなだけ停車したまえ。
バスで隣りの席になったのは、中国から来ている男の子だった。
「目的地はインドネシアなんだけど、クアラルンプールでは飛行機の乗り換えで6時間くらいあるから洞窟を見に行こうと思って」
まだ20歳なのにあちこち1人で旅しているのだそう。私だったら時間通りに空港に戻れなくなるのが怖くてじっとしてると思う。
1時間と少しの移動中、彼がFacebookに載せている旅の写真をいろいろ見せてくれた。「中国ってFacebook使えたっけ?」 と聞くと、国外にいるときだけ使うのだそうだ。もう許してあげたらいいじゃないか中国、と思ってしまった。
彼の携帯を見ていてぐったり車酔いした私に手を振りながら、彼は爽やかにバスを降りていった。若いってステキね。 気分が良くなるのを待って、バスからモノレールに乗り換え。
切符がこんなプラスチックのコインだった。トークンって言うらしい。
ここからの景色がまたすごい。
あ! お寺。 あ! 高層ビル。あ! 学校。あ! 自然がすごい。あ! 川が濁流だ。
もっとゆっくり走ってほしいくらい、窓の外が新鮮で楽しい。
車内に乗り合わせている人たちの人種、宗教もいろいろ。この車内を写真にとって「どこの国でしょう?」と聞かれても多分わからないと思う。
Airbnbでは他の宿泊者との出会いも会った
大きなスーツケースを転がしていってようやく到着した宿泊先では、デンマーク人のエリックに出会った。今日から私が使わせてもらう部屋をこれまで使っていた人だった。
仕事を辞めて1人旅を続けていたのに、仕事のオファーが来て再就職を決めたという彼。「もうちょっと旅行してたかったんだけど、現実がお迎えに来ちゃった」のだそう。エリックと私は同じ年齢だった。私の現実はいつお迎えに来るんだろう。来るのかな。
エリックは「もう使わないから」と、クアラルンプールの観光案内と地図が一緒になっているものをくれた。地図を開いて、自分が歩いた場所や美味しかったレストランも教えてくれた。クアラルンプール滞在は3日だったという。3日後に自分がこの土地のことを誰かに教えられるとは思えない。
宿泊先からの景色はこんな感じだった!
ああ、今日も興奮していっぱい書いてしまったよ。
このあとチャイナタウン散歩と、ヒンズー&中国のお寺めぐりをしたのだけど写真はまた明日アップしよう。うんうん、そうしよう。