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インド人の夫とベルギーで2人暮らし中。30代前半から仕事を辞めて海外1人旅をスタートし帰国後夫と出会って国際結婚したり海外移住したり。何歳になっても勉強しながら楽しく自由に生きることを誓います。

【タスマニア滞在記】パブで集合からの家飲み。飲酒運転できるタスマニア・ビシェノの夜遊び

さて、今日はビシェノでボーイズナイトに潜入してきました。

ビシェノの夜遊び、こんな感じでした。

パブは一択!Beachfront Bicheno ビーチフロント ビシェノ

「友だちと飲みに行くんだけど一緒に行かない?」とイーリに誘われて出かけたのは、ビシェノの町にたったひとつしかないパブ Beachfront Bicheno ビーチフロント ビシェノ

ホテル&レストランと一緒になっているパブで、地元の人と観光客の出会いの場にもなっている。

photo: Beachfront Bicheno

飲酒運転OK。車社会のお酒の習慣 in オーストラリア

さてここで、オーストラリアでの飲酒に関するマメ知識をすこし。

マメ知識その1

オーストラリアの法律では、血中アルコール濃度が0.05(1時間にビール1杯程度)より低ければ運転してもOKと決められている。つまり、少しのお酒であれば飲酒運転で捕まったりはしない

夜になると道路はほとんど車が走ってないし(その代わりに野生動物はたくさん走ってる)、タクシーや代行のサービスもない。この土地には、現実的でしっくりくるいいルールだと思う。


photo: DWI IMPACT

マメ知識2

オーストラリアで「サイダー」と言うと、りんごのスパークリングワインのようなものを指す

アルコール度数はビールくらいで、果汁たっぷりでおいしい。私は1度知らずに飲んで「酔っ払うはずないのに…!」と混乱した。

photo: THE DIELINE

ビシェノのズッコケ4人組

パブで待っていたのは、アレン、リオ、ローシャン、モンスーンの4人。金曜日の夜だからかいつもなのか、みんなキャッキャウフフとはしゃいでいる。

ビシェノのレストランでコックさんをしているアレン。

身体が大きくてひげがモシャモシャで、「サンタさんが昔やんちゃだった頃」みたいな風貌だ。立派なタトゥーも入っている。

リオはベース&ボーカル担当のミュージシャン。

鳥が大好きで、ビシェノのNatureworld ネイチャー・ワールドという動物園で働いている。先日の地元のロック・フェスでは熱狂の渦を巻き起こしていた。

20年ほど前にフィジーから移住してきたローシャン。

「こんにちは!」「たまごっち!」と知ってる日本語をたたみかけてくる。優しいけど眼力が強すぎて、まじまじ見ると目が潰れそう。

モンスーンは学生としてオーストラリアにやって来て、イーリと同様、就労ビザでビシェノに住んでいる。

「モンスーンっていう単語はどこに言っても通じるから」とご両親がつけたという名前。その印象に似合わず、穏やかで物腰やわらかだ。

デパ地下の常連さんだった…!アレンの玄人すぎる日本旅行

男同士の会話はよく聞き取れず、わたしは隣りに座ったアレンと話す。

日本には何度も行ったことがあるというアレン。料理人ならではの食べ歩き旅行をしていて、お好み焼き、海鮮丼、カツ丼と美味しかったものの話が次々飛び出してくる。

さて、そんな彼の「日本で見つけた好きな場所」はどこだったでしょう?

…正解はデパ地下でした。

夕方ごろに出かけていって、割引シールが貼られるのを待ってお惣菜を買うのだという。

「シールが張ってなかったら買わない。知らんぷりしながら待ってる。貼られたら、『今だ!』って行ってサッと取る。遅すぎても何もないし、早すぎたらまだ貼られてない。タイミングが大事だ」

ホテルの自動販売機で取っ手がついた大きなビールのボトルを買って、部屋でデパ地下のお惣菜をつまみに飲むのがアレンにとって至福の時間なのだそうだ。

…なんて玄人な旅行の仕方なんだ! 出張中のサラリーマンそのものだ。

どこにでもある自動販売機も、「信じられない。最高だよね」と幸せそうに話していた。

お酒が進むにつれて、みんなが言っていることはよく分からなくなっていく。

バーの電気も消されはじめて、そろそろ帰るのかな…と思ったら、「よし、ビール工場に行こう!」と言い始めるみんな。

なんとアレンは自宅でビールを醸造しているらしい。なにそれ、見たい!と私も連れて行ってもらった。

後編へつづく